「エアコンの汚れが気になるけれど、知らない人を家に入れたくない」「高い費用を払ってまで業者を呼ぶべき?」そのような悩みをお持ちではありませんか?
特に一人暮らしの方や共働き世帯にとって、業者の訪問対応は精神的にも時間的にも負担が大きいものです。
しかし、放置されたカビやホコリは健康被害や電気代UPにつながってしまうため、無視はできません。本記事では、エアコン掃除を自分で行うメリット・デメリットを徹底解説します。
エアコンの掃除は自分でできる?
結論からお伝えすると、エアコン掃除はフィルターや外装パネルなどの表面的な部分であれば自分でも十分にきれいにできます。
しかし、エアコンの心臓部である熱交換器や、カビが繁殖しやすい送風ファンの内部洗浄を自分で行うには、高いリスクが伴います。
最近では市販の洗浄スプレーも普及していますが、メーカー各社はお客様自身による内部洗浄を推奨していません。自分で行える範囲とプロに任せるべき範囲を正しく見極めることが、エアコンを長持ちさせる秘訣です。
エアコンの掃除を自分でやるメリット

業者を呼びたくないと思っている方にとって、自分で行う掃除には節約をはじめさまざまな魅力があります。
他人に家に入られなくて済む
最大のメリットは、プライバシーを守れることです。
業者が来るとなると、数日前から「部屋を片付けなければならない」というプレッシャーを感じ、それがストレスになる方は少なくありません。また、防犯面や感染症対策の観点から、見知らぬ人を自宅に入れることに抵抗がある場合でも、自分で行えば精神的な平穏を保てます。
業者に依頼するより安く済む
経済的な負担を大幅に軽減できるのもうれしいポイントです。
業者に頼めば1台1万円以上の出費になりますが、自分で行えば必要なのは数千円程度の市販の洗浄剤や掃除道具の費用のみ。浮いたお金を他の家事代行や、欲しかったインテリアの購入費用に充てられるのは大きな魅力です。
自分の好きなタイミングで作業ができる
業者の予約枠に自分のスケジュールを合わせる必要がありません。
「今度の土曜の午前中にさっと済ませよう」といった具合に、隙間時間を利用して自分のペースで進められます。立ち会いのために半日拘束されるストレスから解放されるのは、忙しい現代人にとって大きなメリットです。
作業完了後に達成感を感じられる
フィルターの真っ黒なホコリを取り除き、エアコンがピカピカになる様子を目の当たりにすると、大きな達成感を得られます。
身の回りのものを自分の手でメンテナンスし、整える行為は丁寧な暮らしを実感させ、自己肯定感を高めてくれるでしょう。
一度自分で掃除したらやり方をマスターできる
掃除の手順を一度覚えてしまえば、次回からは迷わず作業できます。構造を理解することでどの程度汚れたら掃除すべきかの判断基準も身につき、エアコンを常に清潔に保つ習慣が定着します。
エアコンの掃除を自分でやるデメリット

一方で、セルフクリーニングにはリスクや負担もあります。
故障や発火のリスクがある
もっとも怖いのが、電装部への浸水による事故です。
洗浄液が基盤に付着すると、ショートしてエアコンが動かなくなるだけでなく、トラッキング現象による発火・火災の原因になります。メーカー保証の対象外となるケースも多く、安く済ませるつもりが買い替えという痛い出費につながってしまうかもしれません。
内部の汚れまでは落としきれない
市販のスプレーや掃除道具では、アルミフィンの奥深くや送風ファンの裏側にこびりついたカビを完全に除去することは不可能です。
むしろ中途半端に汚れをふやかしてしまい、残った水分と汚れが混ざり合って、かえってカビが爆発的に増殖したり、嫌な臭いが強まったりすることがあります。
周囲の養生と後片付けに準備がかかる
エアコン掃除そのものよりも大変なのが養生です。
汚水が壁や家具に飛び散らないよう、ビニールシートやマスキングテープで部屋を保護する作業には、熟練の技術と時間が必要です。片付けまで含めると、慣れないうちは丸一日費やしてしまうことも珍しくありません。
排水管のつまりにより二次被害が起こる可能性がある
内部から洗い流された汚れの塊が、排水管の途中で詰まってしまうことがあります。
こうなると行き場を失った水が室内機から溢れ出し、壁紙や大切な家具、家電を水浸しにする恐れがあります。
時間と体力を消耗する
脚立の上での作業は神経を使いますし、重い腕を上げたままでの清掃は体力的な負担が大きいものです。
せっかくの休日を慣れない作業で潰してしまい、翌日の仕事にまで響いてしまうのは忙しい方にとって大きな損失と言えます。
エアコン業者を呼んだ場合の料金相場

どうしても自分では無理だと感じた際、気になるのが料金です。一般的な相場を知っておきましょう。
壁掛けエアコン(8,000円〜14,000円)
もっとも一般的なエアコンタイプです。複数台まとめて依頼すると複数台割引が適用され、1台あたりの単価が安くなるケースが多いです。
お掃除機能付きエアコン(15,000円〜25,000円)
自動お掃除機能がある機種は構造が複雑なため、分解と組み立てに時間がかかります。そのため、通常のエアコンよりも5,000円〜10,000円ほど高めに設定されています。
天井埋め込みエアコン(20,000円〜35,000円)
オフィスや一部の戸建てで見られるタイプです。作業人数が増えたり、専門的な技術が必要だったりするため料金は高額になります。
エアコンクリーニング業者を呼ぶなら春と秋がおすすめ
「業者を呼びたくないけれど、自分で掃除をするのも面倒」という時は、できる限り安い時期に依頼するのがおすすめです。
春(4月〜5月)と、秋(9月〜10月)は、他の時期に比べてややリーズナブルな料金に設定されているケースが多いです。一方、6月〜8月の繁忙期は予約が取れないだけでなく、料金が割増になったり業者が急いで作業をこなすため、汚れが残ってしまうこともあるでしょう。
閑散期である春や秋なら割引キャンペーンが実施されることが多く、業者も時間に余裕を持って丁寧に作業してくれる可能性が高まります。
エアコンクリーニング業者は2、3年に1回安い時期に呼ぼう

毎年のように業者を呼ぶ必要はありません。「普段のフィルター掃除は自分で行い、2〜3年に一度だけプロに内部を根こそぎ洗浄してもらう」というサイクルが、コストと衛生面のバランスを叶えられます。
「家に入られたくない」というストレスも、3年に一度であれば許容しやすいのではないでしょうか。また、その際はさまざまな業者の口コミをチェックし、「接客が丁寧」「女性スタッフ同伴可」といった、自分の不安を解消してくれる業者を選ぶのがコツです。
賢くプロの力を借りることで、エアコンのお手入れに対する悩みを解決できるのではないでしょうか。
